○鹿島地方事務組合消防本部通常点検実施規程
平成21年4月1日
消本訓令第42号
(要旨)
第1条 この規程は,職員の人員,姿勢,服装,消防手帳及び礼式等を検査するために,必要な事項を定めるものとする。
(点検者及び指揮者)
第2条 点検は指揮監督の任にある者が点検者となり,これにつぐ階級の者が指揮者となって行うものとする。
2 点検者又は指揮者に事故があるときは,順次これにつぐ階級の者が代理するものとする。
(部隊の編成)
第4条 通常点検を行う場合は,次の各号に掲げる要領によって,第1図のとおり部隊を編成する。
(1) きょう導は,原則として消防士長又は消防司令補が当たる。ただし,人員の都合により列員に入れることが出来る。
(2) きょう導に当てるべき消防士長又は消防司令補がいない場合は,消防副士長中適当な者をこれに当てることが出来る。
(3) 消防司令以上の階級にある者は,特別の指示のある場合のほか,原則として例外とする。
(点検の隊形)
第5条 前条の点検隊形は,通常横隊とする。ただし,合同訓練等で多数の場合は,中隊横隊,大隊横隊とすることができる。
(通常点検の内容)
第6条 通常点検においては,次の各号の全部又は一部の事項について,検査を行うものとする。
(1) 人員
(2) 姿勢
(3) 服装
(4) 手帳
(5) 礼式
(通常点検の実施)
第7条 通常点検は各署所において特別の理由がない限り,原則として,毎週月曜日の朝の交替前に実施するものとし,不備なる点は,これを反復,是正することができる。
2 第1項以外の実施については,演習又は召集時行うことが出来る。
(1) 番号
(2) きょう導3歩前へ―進め
(3) 右へ―ならえ
(4) 直れ
(5) 前列4歩前へ―進め
(6) 手帳
(7) おさめ
(8) 後列4歩前へ―進め
(9) 廻れ右
(10) 7歩前へ進め
(11) 廻れ右
2 前項第6号に定める「手帳」の号令があったときは,隊員は,左手を胸のポケットに添え,手帳に注目しながら右手でこれを前方に向けて出し,ひじをわきにつけ,前腕を水平に体と直角に出し,左手を添えて表紙を開き,右手のひらの上に置いて,おや指でこれをおさえ,頭を正面に復すると同時に左手をたれる。
6 列員は,点検者が手帳をとって検査するときは,右手をおろし不動の姿勢をとって,手帳が返却されるのを待つものとする。
7 指揮者は,第1項に定める動作が終了したときは,部隊をもとの位置に復させたのち点検者に点検終了の旨を報告し,部隊の定位につき,ついで点検者退場するときは,部隊の敬礼を行う。
8 列外者は,点検者の臨場又は退場に際しては,指揮者の行う部隊の敬礼を合図に点検者に対し敬礼を行う。
9 中隊以上の通常点検の場合は,指揮者は,第1項に定める敬礼及び報告をしたのち小隊長の右翼に位置させる。
10 通常点検の指揮者の報告は,始め「誰々以下何名,ただいまより通常点検実施します。」及び終りに「人員姿勢服装並びに手帳の点検終了します。」とする。
11 不備なる点の是正及び礼式を行う場合は,引続き同じ隊形で実施出来るものとする。
付則
この訓令は,公布の日から施行する。
第1図
通常点検する場合の部隊編成